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情動と内臓感覚の見事な仮説!!

内臓感覚―脳と腸の不思議な関係 (NHKブックス 1093)
福土 審 / / 日本放送出版協会
スコア選択: ★★★★

内臓や脳-腸関係に興味を持っている人には、
本書はとても有益な情報や仮説を提供してくれ、
頭の整理整頓にも役立つ見事な一冊です。
 但し、専門用語なども多いのと、著者の誠実な(?)
性格を反映した文書のために楽しく面白く読ま
せてくれる内容とはなっていないかもしれない点
には注意が必要です。

 本書では、まず腸ありき、そして内臓感覚は
眠らないということに留まらず、大脳生理学者の
ダマシオ氏のソマティック・マーカー仮説を土台に
しつつも更に進化から考える情動と内臓感覚に
関する仮説がとても見事に展開されています。

 「脳,内臓,情動,感情,進化の過程」などに
興味のある方は、一度手に取ってみて下さい。
面白さはないかもしれませんが、期待は裏切ら
ないような気がします。
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by happyfun120 | 2008-09-27 06:40 | 書籍(体)

小食の思想

 引き続き甲田先生の本で紹介をされていた「小食の思想」について、
ここでもご紹介をさせていただきたいと思います。

 何事もそうですが、「○○しなければならい」と考えるとストレスが
溜まってしまいその取組みは続かないものです。例えば、禁煙や
ダイエット。止めなければ、やせなければ、と思っていては、ストレスが
溜まってしまって、結局長続きせず元の生活に戻ってしまいます。
 故に、食生活を変えることに関しても「食べてはいけない」と考えると
やはり長続きせず、失敗に終わるようです。

 それでは、甲田先生が考えておられた小食の思想、その極意とは?

「動物・植物の命を殺生しない小食という
愛と慈悲を実行できる人間になりたい」

と思えるようになるのが、小食の極意。
 自分の幸せのためだけでなく、
自分を含めたみんなの幸せのために、
自分に出来る最大限の努力をする。

そんな生き方が出来る人だけが
小食を実行できる。

 ということが、「西式健康法」入門に書かれていました。


 ここからも分かるように、「何かを変えた」と思った時には、
表面的なテクニックや方法で取り組んでもだめで、
本当に何かを変えるということは、
自分の生き方や信念を変えていくこと

が必要なことに気が付かされるような気がするのです。
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by happyfun120 | 2008-09-26 22:37 | たべものについて

悲しいお知らせ

 先日ご紹介をさせていただいた、断食療法を勧めておられた
甲田光雄先生が2008年8月にお亡くなりになりました。私は
一度もお会いしたことはありませんでしたが、甲田先生が本当に
伝えようとされていた小食の思想には大変感銘を受けていたので
やはり寂しい気がします。
 実は、この「断食博士の「西式健康法」入門」を書いたのは、
私の友達であり、彼は何と甲田先生の元で8年くらい実質的な
秘書のようなことをされながら、断食療法の本当のすごさを
一番身近で見続けてきた人なのです。甲田先生の本当の姿を
含めて、次の世代に伝えることが出来る数少ない人の一人だと
思っています。
 西洋医学ではもう手が付けられなくなって、それでも何かを
試してみたいという方、先人の知恵を試して見たい方おられま
したらご相談下さい。彼に連絡を取ってみますので。
※もちろん、勝手にこんなことを書くと怒られてしまうかも
しれませんが・・・・。

 この西式健康法を私も出来る範囲で約2ヶ月半ほど、
実際に試してみました。その結果はというと、もともと菜食中心の
生活だったので生活自体に大きな変化はなく、不健康でも
なかったので、それほど大きな変化を実感することは出来ません
でした。ただ、体重がみるみる4kg位減ってしまったので、
途中で恐ろしくなって止めてしまったのです。
 誤解のないように解説をしておきますが、この西式健康法では、
体重減少は必ず起こるが、ある段階まで到達すると、そこからは
食べる量が少なくなっているにも関わらず、体重が増えていくと
されています。実際に取り組まれている方や、先程の彼も、
必ずその体重の減少から増加に変わる現象を経験できると
証明してくれています。

 ということで、機会を見つけてもう一度挑戦してみようかなと、
思っているところです。

 それから、もう一つ8月には悲しいお知らせがありました。
私がAmazonのレビューを初めて2冊目に書いたので
印象に残っている「自然農法」を実践されていた福岡正信氏も
お亡くなりになられたようです。
 農業についても、何とか自分で取り組んでみたいなと
思いながらなかなか本格的に出来ていないのが現状ですが、
多分、福岡氏のことも忘れることはないだろうなと思います。

 お二人とも自分の人生を賭けて1つのことに取り組み続け、
結果をしっかりと残された方々です。その生き方はとても素敵で
学ぶことが多くあります。


 
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by happyfun120 | 2008-09-16 20:46 | その他

少し無理があるかもしれないけれど・・・参考になります。

断食博士の「西式健康法」入門―病気にならない秘訣
/ 三五館
スコア選択: ★★★★

 断食治療で有名な甲田先生の本を初めて読ませて
いただきました。本書は、Q&A方式で断食/小食を
中心とする西式健康法(健康養生法)が分かり易く
紹介されています。とても読みやすいのですが、
全てがQ&A方式で展開されているために重複する部分
も多いように感じられます。せっかくの入門書である
ならば、全体論とストーリに加えてQ&Aにするともっと
良くなるのではと思えました。

 さて、内容に関しては「病気にならない生き方
や「フィット・フォー・ライフ」などでも中心と
なっているようなことが恐らくほとんど書かれて
います。と言うことは、小食・玄米野菜食・運動
などの基本的なことがどれだけ大切かを再度実感
させられ、先人の知恵の素晴らしさに改めて脱帽
させられました。

 但し、全ての問題の原因を宿便や解決方法を
断食とするのには、少し無理があるようにも感じ
ます。また、余命を宣告されたり、よほど体調が
悪い人でないと、なかなか本書で紹介されている
ような生活習慣を実践するのは難しいかもしれま
せん。

 私も自分で出来ることを工夫しながら、1ヶ月
しか実践していないので何とも評価できない部分
はありますが・・・

・燃費が良くて、疲れず病気にならない体質
・地球環境にも優しい(?)、
 動物や植物の命を殺生しない愛と慈悲の思想

などに興味と関心のある人にとっては、一読の
価値は十分にあるかと思います。
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by happyfun120 | 2008-09-12 20:34 | 書籍(ライフスタイル)

「好きなことを一生懸命やりなさい」と言い続けられるかどうか。

 以前にも「斉藤先生の子育て」については取り上げたことがありますが、
基本的には小学校までは、しっかりと遊ばせて、健康な体を作ること
第1の目標にされているようです。
 その背景には、「生物の進化に学ぶ乳児期の子育て」などから察すると、
子供には勉強をさせるのではなく、健康な身体と優しいこころを育てることを
目標にして取り組み、あとは本人が好きなこと、興味ありそうなことを
好きなだけさせて、誉めてあげることを継続すれば、かしこい頭脳は
結果としてついてくるようだということを長年の保育の経験で実感されている
からのようでした。

 ついつい親は、育児において勉強という言葉が、頭の片隅から
離れないようになっている気がしますが、子供には「勉強をしなさい」
とは言わずに、「好きなことを一生懸命やりなさい」と言い続けることが
出来るかどうかを試されているような気がしました。

 乳幼児期の親子の信頼関係としっかりした身体という土台、
そして、好きなことを楽しむという集中力、これらがあれば、
あとは心配しなくてもグングン子どもは育って行くのかもしれませんね。

 斎藤先生の保育では、脳や体に障害を持つ子供たちに対しては、
とにかく体からの刺激を入れることで機能が回復して行く例が本当に
たくさん紹介されています。もし、そのような子どもをお持ちだったり、
知り合いにそのような子どもがおられるようで、まだ試されていない
ようでしたら是非斎藤先生のこと教えてあげてくださいね。
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by happyfun120 | 2008-09-11 22:32 | ライフスタイルについて

快眠のヒント

 夏の厳しい暑さの時に、記事にしておけばよかったのですが、
うっかり忘れていたので、残暑が少し復活している間に快眠の
ヒントについて少しだけご紹介しておきます。

 健康に過ごすためには、
・呼吸 ・栄養の摂取と排泄 ・睡眠 がまずは何より大切です。
これは動物としての生活をするうえでの土台のようなものです。
 従って、このどれかがおかしい限り、いくら体の不調を改善する
ために、特別なこと(例えば、健康食品や運動)をしても、
体は回復/修復には向かいません。だからこそ、まずは、健康の
土台をしっかりと作ることから取り組むのが、わまり道に見えても
結局は成果を確実にあげることにつながります。

 さて、今回は睡眠に関する大切なホルモンと快眠のヒントを
少し紹介させていただきます。

自然な眠りの友、メラトニン
 眠りは、夜になって体の中心部の温度である「深部温度」が
下がることで脳の中にある松果体というところから分泌される
ホルモンの一種「メラトニン」の分泌量が増えて起こると言われています。

 では、そのメラトニンを分泌しやすくし、快眠を得るかについては、
やはり動物らしい生活、つまり、早寝早起きをすることが一番です。

 しかし、現在の生活では、なかなかそれを実行するのが難しい
環境になっている人が多いのも事実。そこで、少し別の方法。
眠るためには、深部体温を低下させることが大切なのに注目すると・・・

 寝る前に「軽い運動」や「40度ぐらいのぬるま湯」に使って、
一度深部温度を意図的に上げておき、クーラーなどで少し涼しく
しておいた部屋で眠りにつくという方法です。
(※クーラーの付けっぱなしなどにはご注意を!)

 これはちょっと無理やり脳と体を騙しているような方法に
感じられてしまうかもしれませんが、自然に眠れるようになるための
繋ぎの方法として利用していただければと思います。

 夏の疲れがそろそろ出る頃かもしれません。季節の変わり目、
体調管理に気を付けて、お過ごし下さい。何事も少し早めの対応が
効果的です。疲れを実感する前に、体のメンテナンスを!


<おまけ>
 我が家の息子(現在10ヶ月)の眠りを観察することもあるのですが、
随分夜にしっかり眠るようにはなりましたが、それでもまだまだ
バラつきも多く、「深部体温」を下げるような方法だけでは効果が
無い時も多々あります。
 日中に経験することの刺激や、感情などの影響もきっと
予想以上に大きいのでしょうね。それにしても、子どもを育てられた
お母さん、お父さんは本当にすごいなと改めて実感しています。
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by happyfun120 | 2008-09-07 07:08 | 体について

口臭よ、さようなら。

 前回、唾液について少しご紹介をさせてもらいましたが、
改めて唾液について色々と調べ直すと縁の下の力持ちでは
ありませんが、とてもすごいパワーを持っていることに
気が付いたので、感動が薄れないうちに記事にしておきます。

 唾液には歯の再石灰化を促進す以外にも多くの役割があります。
簡単に唾液の役割を紹介すると・・・

①食べ物の消化を促す。
②殺菌・抗菌作用がある。
③口の中の酸を中和し、PHのバランスを保っている。
④歯にカルシウムを補給し再石灰化を促す。


 これらの唾液の役割はどれも大切なのですが、
口の中を清潔に保ち良い環境を作りあげている。
つまり恒常性の維持やメオスタシスに大きく貢献している
のが唾液の本当のパワーなのです。

ということは・・・・・・

そうです、口臭の抑制にも非常に関係している、無視できない、
と言うよりかは、口臭を防止するのに一番貢献しているのが
唾液かもしれないということなのです。

 口臭の悩みを持っている方、周りにおられませんか?

 少し観察してみると分かりますが、その多くの方は
「いわゆる健康でない」方が多いのではないでしょうか?
(肩こり、腰痛、頭痛などがあったり)

 また、口臭を気にしている方は、ガムやアメなどを
いつも噛んでいたりする方が多いのではないでしょうか?

 確かにガムやアメや口臭防止薬などは、表面的には
臭いものにフタをして、良い香りを発生させるための
対処療法的にはなりますが、根本解決にはなりません。
根本解決のためには・・・・

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by happyfun120 | 2008-09-06 07:27 | 体について

これは注目!虫歯の常識非常識。

 恥ずかしながら、もう随分と長い間虫歯とは縁が
なかったために?(ウソ、これは言い訳ですね。)、
虫歯についてあまり良く理解せず分かっていませんでした。
8/27にNHKの「ためしてガッテン」で放送された
常識逆転!自宅で虫歯を治す法」を録画していたものを
見たのですが、久し振りにビックリというか本当に驚きで
目からウロコでした。(※↑リンクを貼ってあるので、
興味のある方は確認してみてくださいね。)

 簡単にその驚きを要約すると・・・

■虫歯が出来る常識非常識
  虫歯は口の中の細菌が糖分を食べて酸を出し、
  その酸が表面をすこしずつ溶かしていき、表面から穴を
  開けて虫歯になるのではない!!ということ。

  本当はどうかというと・・・ 
  →
   歯の表面のエナメル質は、小さな"柱"が集まった構造をしており、
  この柱と柱の隙間から酸が染込み、エナメル質を内部から
  溶かしていき(これが隠れ虫歯と呼ばれる虫歯の前兆)、
  やがて表面が崩れ落ちていわゆる穴があく。

 しかも、さらに驚くことにエナメル質の内部から始まる
虫歯の発生は、自宅で自分でもある程度、回復させたり、
悪化を防止することが出来るというのです。

 虫歯の予防と回復に決定的な役割を果たすのは・・・・
 

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by happyfun120 | 2008-09-04 08:44 | 体について

体からの刺激と発達を再確認してみよう。

生物の進化に学ぶ乳幼児期の子育て
斎藤 公子 / / かもがわ出版
スコア選択: ★★★★

斎藤先生の書籍を初めて読ませていただきましたが、
確固たる信念を持ち、結果も出しながら、療育に生涯を
ささげられた斎藤先生のバックグランドと基本的な
考え方などが上手くまとめられた一冊になっているよう
に思います。

 脳や体の障害の改善や回復には、体からの刺激を有効
に取り入れる方法が現在でも注目され行われていますが、
乳幼児期においては、特に健全な身体つくりの果たす
役割が大きいことを再確認できるはずです。

 ただ、斎藤先生の理想とされているような育児環境は
都市部でそれを実現するもしくはしている所を探すのは
少し難しいように思うとともに、一つの信念に捕らわれ
過ぎていて少し柔らかさを実感できないように思える
部分もあったりしました。

 しかし、生物/動物の進化という見方でもって、健康で
元気でのびのびした子どもに育てたいと願う親には斎藤
先生の考え方を知っておくのはとても参考になるかと
思います。

 サイエンスチャンネルに斎藤先生を紹介している 番組
ありました。参考になるかもしれません。
※右端メニューから動画が見れますよ!!
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by happyfun120 | 2008-09-01 21:58 | 書籍(体)