2007年 10月 07日 ( 2 )

介護と老いること

 妻が訪問介護・看護に関わっていたこともあり、
介護について随分と色んな話を聞くことがありました。
病院や施設と施設と違うのは、その人の家の中を丸ごと
拝見させてもらうことが出来る点です。家の中の状況、
家族関係、近所付き合い、・・・などなど。
 自分から出かける時には、ある程度準備が出来ますが、
内を見られる、普段のあるがままの状態をさらけ出す
ということは隠すことがあまり出来ないのでしょうね。

 そんな中で何度も嫌というほど聞かされたのが、
・お金持ちが必ずしも幸せでない。
ということでした。
 敢えてもう一つ挙げるとすると、
・障害や老いがあっても、
 生き生きと中から輝いている人とそうでない人がはっきりしている。
ということでしょうか。
 更に、よく話を聞いているとこれまでにも何度も
このブログにも書いてきたかと思いますが、
やはりその人の生き様がそのまま現れているということが分ります。


 日本は目覚しいスピードで高齢化が進んでいます。
まだ人数が少ないうちは、高齢者はおそらく大切にされるでしょう。
しかし、日本の財政が悪化し、保険制度が崩壊に追いやられ、
それでも高齢者が増え続ける何十年度に、
果たして高齢者はきちんとケアをされているでしょうか?

 厳しいかもしれないけども、敢えて「自己責任」という視点から、
自分達の老後を考えた時、しっかりと「老いや死」を
意識しながら、自分達のライフスタイルを作り上げることが
若い世代にとってはとても大切なことのように思います。

 しかしながら、介護は本当に始まると家族は
(少し表現が悪いかもしれませんが)否が応でも巻き込まれる
可能性が十分にあります。先日紹介させていただいた、
「 鎌田實のしあわせ介護」はなかなか参考になるかと思いいます。
介護に関わることは、 老いるとは?、死ぬとは?を
考えるヒントになるように思います。
秋の夜長の一冊に如何でしょうか?  
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by happyfun120 | 2007-10-07 09:48 | ライフスタイルについて

がんばらないけど、あきらめない。

鎌田實のしあわせ介護―苦しみを喜びに変える33のヒント (シリーズCura)
鎌田 實 / / 中央法規出版
スコア選択: ★★★★

介護は(恐らく)誰にでもやってくる可能性がある。
症状の進行具合により異なるが、一気に慌しく始まることも
あれば、じわじわと始まることもある。いずれにしても、
一度始まればそれは止まることがない。
 そのような状況になった時に、何も知らずに巻き込まれない
ための知識と知恵をとても前向きな視点から紹介してくれている
のが本書です。ノウハウやテクニックに留まるようなことはなく、
「がんばらないけど、あきらめない」というメッセージが、
しっかりと伝わってくるはずです。
 
 既に現場に関わっている人だけでなく、介護にまだ縁の無い
人にもとても参考になるかと思います。(特に若い夫婦にこそ
早い時期にこのような本を読んでおくことが、後々大いに
役立つように思います。)

 本書に書かれている全てのヒントがそのまま利用出来る
わけではないかもしれないけど、あきらめずに何か一つでも
利用出来ればきっと状況は変わりだすように思います。

 じわじわとベットの上で弱り果てて行く祖母、
少しづつ痴呆が現れ始めた祖母、そして自分の父親が
変わり始めるのを目にするたびに、まさかこのような状況に
自分が直面するとは正直思っていませんでした。しかし、
よくよく観察していると最後はその人のこれまでの生き様が
老いや症状として現れていることを再認識させてもらって
います。
 本書を姉妹や家族で上手く共有しながら、自分達に出来る、
自分達らしい取組みの参考にさせてもらおうと思います。
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by happyfun120 | 2007-10-07 09:21 | 書籍(ライフスタイル)