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セロトニンの基礎知識

 今回は「セロトニンの基礎知識」と題して、以前に紹介した
脳内快楽物質であるセロトニンについて、もう少し詳しく紹介
をして行こうと思います。
 事実や科学的な説明をすることで、より「セロトニン」に興味
を持ってもらい、(自主)トレーニングによる強化方法に結び付
けようと言うのが、今回のねらいです。それでは、早速。

[セロトニンの基礎知識]

・セロトニンは、脳内で作られる神経伝達物質。

・セロトニンは、心と体の元気を演出したり、平常心を作り出す。
 →つまり、"こころ"と"からだ"のバランスを調整する役割を持っている。

※文章が長くなる時には、"More"という機能が使えることが分かりました。
興味のある方は左下の"More"を押して、続きを読んでみてください。



・セロトニン神経とは、食物に含まれるトリプトファンを原料にして
 セロトニンを合成し、情報伝達に利用する神経のこと。※1

・セロトニンは、クールな覚せい状態をもたらす。※2
 →もう少し具体的には・・・リラックスしならが、集中力が高まっている状態。

・セロトニンは、自律神経のバランスを整える。
 →"自律神経失調症"にも効果的だということですね。

・セロトニンの分布は、腸内90% 脳内5% 血小板5%
 →ただし、腸内のセロトニンは、蠕動運動をするだけ。
  だから、やっぱり、脳内のセロトニンが重要だということ。

・セロトニンは、縫線核で作られ、脳全体に分布広がっている。

・セロトニンが少ないと"うつ病"にもなりやすい。

※1:脳内には150億の神経細胞があるが、セロトニン神経は数万と数は少ない。
  しかし、脳全体に分布することで、脳内物質の指揮者の役割をしている。
※2:私たちの脳は、常に実に余計なことまでいろいろと考えているというのが
  実情のようです。そこで、セロトニン神経が、大脳皮質の活動を適度に抑
  制する役割を果してくれるのがポイントです。


 ちょっと、マニアック的になってしまったかな?と自己反省しています。
 飛ばしすぎたかもしれないので、今回はここまでとします。
 次回は、では実際にどのようにして、この「セロトニン」を
増やしていくかのトレーニング方法をご紹介しようと思います。

 まだ、余裕があるし、セロトニンの仲間である脳内物質について、
少し興味が出てきた!または、知りたいと言う方だけ、以下を読んで
みて下さい。それ以外の人には、必要ありません。ここまで、読んで
いただいてありがとうございました。


[脳内物質のおまけ]

・気持の良い興奮はドーパミンの作用による。

・ドーパミンは、脳内でノルアドレナリンにも変化する。

・ドーパミン分泌が多すぎると、"精神分分裂病(統合失調症)"になる可能性がある。
 →その理由は、"気持の良い興奮作用"つまり、快楽が多すぎると、
  幻覚や妄想、幻聴につながるためだそうです。

・ドーパミンが少なすぎると、"パーキンソ病"になる可能性がある。

・ドーパミン神経は、腹側被害野から前頭部、頭頂部に広がる。

・ノルアドレナリンは、興奮物資、生命の危機や不快な状況と戦うための脳内物質。
 →青班核で作られ、脳全体に分布する。
  興奮することで自分を守るのが役割だが、ストレスでバランスが崩れると
  "不安神経症"や"強迫神経症"、"うつ病"などになることがある。
by happyfun120 | 2005-09-03 07:36 | 体について
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