皮膚に対するパラダイムシフト

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)
傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書)

夏井睦 / 光文社新書
おすすめ度:★★★★


 皮膚の傷は乾燥させないのが良いことは、
なんとなく理解しているつもりでしたが・・・

 生後10ヶ月の娘が炊飯器の蒸気でヤケドをして
薬指の手掌一面に大きな水ぶくれができた時、
ふとこの本を思い出し、早速ワセリン&ラップで
対応をしてみました。結果は予想通り。

 皮膚の再生を含め、人間の体には自然治癒力が
あるのでそれほど心配もしていませんでしたが、
7日ほどでほんと見事に皮膚の再生が完了。
 
 本書は湿潤療法だけでなく、医学のパラダイムや
消毒の歴史、石鹸やシャンプーの問題、
アトピーを含めた皮膚の痛みと痒みの問題、
そして、著者の仮説としての生物進化からみた
皮膚の機能までが含まれています。

 医療や化粧品メーカーなどにとっては、
批判的な部分もずいぶんとありますが、
分かりやすく書かれているために読んでいて
勉強にもなり、実用的でもある本当に素晴らしい
内容です。

 手っ取り早く、湿潤療法だけを知りたいなら、
著者のHP(http://www.wound-treatment.jp/)を
参考にするだけで十分でしょう。
しかし、医療/介護分野に関係する人は、
本書を一度読んでみられることをお勧めします。

また、
・美白を求める人(ずばり女性でしょうが)
・石鹸生活をしている人
・自然な暮らしに興味がある方
にも非常に参考になる部分が多いはず。
一般向けには☆4ですが、関係者には、
☆5の価値はあるのではないでしょうか?




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by happyfun120 | 2011-07-30 23:44 | 書籍(体)
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