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生命と食 (岩波ブックレット)
福岡 伸一 / 岩波書店
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本書は講演内容を基に作られた60ページの小冊子 です。狂牛病を通して、食の安全や、生命にとって 不可欠な食べるという行為について少し根本的な 生物学視点からの問題提示がなされています。 本書では、食の安全性に対して危険をやたらと 煽っているわけではありませんが、自分が生物であり、 地球の一部であることを謙虚に受け止められれば、 福岡氏の想いにも共感できるのではないでしょうか? もしかすると、スーパーなどの食品売り場で、 安売りばかりを購入するというような行為を見直す きっかけになるかもしれません。(私も反省。) 「生物と無生物のあいだ」で興味を持ち、本書を 読んでみましたが、今回は(?)難しい単語もなく ささっと読めます。但し、健康、身体、食べ物に 興味を持っている方が読んでも、少し物足りなさを 感じるかもしれません。