選ぶ選ばないではなく、受容と自立/自律/自活

子どもを選ばないことを選ぶ―いのちの現場から出生前診断を問う
大野 明子 / / メディカ出版
スコア選択: ★★★★

 本書では、妊娠しお産をしたいと思う夫婦で
あればきっと一度は考えることになる
「障害を持った子供が生まれたらどうしよう?」
という疑問や不安に対して、普通の人が一般的に
そして安易に頼りがちな出生前診断について、
その基本的なことを紹介しつつ、親になるという
ことに対して根本から考え直すきっかけを
与えてくれる内容になっています。

 子育ての基本はあるがままを受け入れて
あげることだとはよく言われます。何か他と
比べるのではなく、あるがままを受け入れて、
そっと遠くから見守ってあげること、そして
子どもが自立/自律/自活できるように最大限の
サポートをしながら、親と子どもが一緒に成長
して行くことの大切さを本書でも再確認させて
くれます。

 幸せな親に育てられた子どもは、たとえ
どんな状態そして環境であろうとも、幸せに
育つ可能性は高いでしょう。だからこそ、
まず親自身が幸せになることが大切なこと
なのではないでしょうか?

 本書では、自分達の普段意識しない思考や
思想は本当に適切なものなのかということも
改めて問い直すきっかけになっています。

 子どもを持つと決めて妊娠した夫婦には、
出生前診断とその本質について一度考えて
欲しいと思います。その時に、本書が果たす
役割は本当に大きいと思います。
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by happyfun120 | 2008-11-08 21:32 | 書籍(体)
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