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生命の底力を再認識?

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

福岡 伸一 / 講談社

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 自身の研究テーマであった細胞膜と分泌顆粒の謎を
興味深く紹介するために、その関連要素としてDNAに
まつわる歴史や動的平衡、そして生命に対する先人
たちの見解をうまく組み合わせながら生命についての
理解を深めてくれます。

 専門家が読んでもそれ程面白かったり、目新しい
内容ではないかと思いますが、生物というよりは
生命や身体の仕組みに興味がある普通の人が読むと
とても興味深く読み進めることができるのでは。
著者の他の本を読んでみようと思いました。

 福岡氏の本を読むのはこれが初めてでしたが、
読むのが面白いために、語彙の少ない私は辞書を
何度もひきながら一気に読みました。
 科学関連の本でこれ程、普段目にしない単語が
多く使われているにもかかわらず、読んでいて
面白いと思わせてくれる本は少ないのでは?
美しい文章です。日本語って素晴らしい。


by happyfun120 | 2010-03-22 06:51 | 書籍(体)
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